文部科学省のサイトで見る学校に課せられる教育施策が多すぎて、正直うんざりする。
それぞれの専門のセンセイ方が、小中高の教育にこれを盛り込めば、「こうなれる、あれもできる、こうもやってほしい」って最善を尽くした結果なのだろうけれど、
こんなの普通に働いて出来るわけないよ!
取りまとめる官僚さん自身が、忙しいのがデフォルトで、時間内労働で仕事するという感覚がないから、こうなっちゃうのかな。
出来れば、リアルに現場を想像しながらいろいろ決めてほしーなー
食育、英語教育、GIGAスクール、いじめ対策、人権教育、キャリア教育、不登校対策、特別支援、あとなんだっけ。もちろん学習指導要領にも、基本的なことてんこ盛り。
「先生」って、ほんとに真面目だから、基本的にお上に言われたことを一所懸命やろうとする。でも、全部をちゃんとなんて出来るわけないボリュームだから、その結果、中途半端な仕事が山のように積みあがる。
私も意外と真面目なので、いつもそれを「ちゃんとやれてない」という罪悪感を抱えて生きている。
若いポジティブな先生は「そんなのちゃんとやるの無理に決まっているじゃないですかあ」と明るく笑って済ましている。
会議で教育施策を決めた人達、一度、教師をやって、それをどうやって全部パーフェクトに、しかも就業時間内にできるのか、見本を見せてくれないかなあ。
ただし、子どもって、素直に「ハイ!」って聞いてくれる子ばかりじゃないですのよ。
それからサイトに載っている以外の”保護者対応”っていうお仕事もありますし、もちろん、日々の授業の工夫も怠れません。行事や朝学習の準備もありますからね……。
ちなみにワタクシ
休憩時間を1分も取らずに相当な量の時間外サービス残業してるけど
それでも全然パーフェクトには遥かに及びません。
これが私の能力不足が原因で、お上が定めたこと時間内労働で全部やれるはずって言うなら、ホントに見本を見せて欲しい!
なんか重い年貢を課せられた農民のような気分。
ああ
やりたいことはただひとつ
子どもたちに
学ぶ喜びを、生きる楽しみを、教えたいだけなのに。